Tuesday, July 1, 2014

チャイティーと夢の話

毎朝立ち寄るいつもの喫茶店。
僕の顔を見ると、「いつものですね」とチャイ・ティーを出してくれる。

顔なじみの女性店員がいう。

「わたし、今月でここのバイトやめるんです、就職が決まったので。
介護の仕事なんです。」

「へー、そうなんだ、それはよかったね。」

「本当は、音楽関係の仕事をしたかったんですが、
なかなかそうもいかなくて。でも、がんばります!」

「うん、そうだね。これからきっと必要とされる仕事だしね。」

彼女は僕が音楽をやっていることは知らない。

ただ、一人の客に自身の夢の話と現実との話を教えてくれただけ。

それ以上の事情は知らないけれど、ひょっとしたら、彼女はすごくそうしたくて就職する訳じゃないのかもしれない。

でも、好きなことをやることと、自分のやることを好きになること、

どっちにも多分正解があるから、がんばってほしいな。

と、そんな風におもったのでした。

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