Saturday, September 6, 2014

スコールと無愛想なマイケル(バンコク)


夕方からスコールになって。
気温は幾分涼しくなったけれど、前の道は川になった。

これで、しばらくはここに閉じ込められることは決定だ。

良いことと悪いことはたいていこうやってセットでやってくる。

そーいうものなのだ。

今週はなんだかんだとやることが残っていて。

土曜日なのに朝から仕事場にくるはめになった。

今日は誰も来てないかな、と思ってたらマイケルが来てた。

ああ、そうだ。

こんな日も仕事するのなんて日本人とドイツ人くらいだよな。

きっと明日世界が終わるとしても、僕らは仕事をしているのだ。

な、そうだよな、俺たち頑張り屋だよな、

とすこしシンパシーを感じながら、向かいの席に座ると、

マイケルは画面からほとんど目をはなしもせず、

hi と軽く挨拶だけして、またPCに向かっていた。

。。。。。つれないやつめ。

午後にはぞろぞろと、何人かが姿を見せた。

weekendということでなんとなく緊張感も少なく、仕事したり、くっちゃべったり、だらだらと日がすぎる。

話題は新しいサイトの話、これからプレゼンにいく国の話、

テクノロジーオタク同士の話題なんてまあ、基本決まりきったものだ。

そうこうしてる間に、スコールのせいで道はすっかり川になっていて。

夜になって、190cm近い巨漢に人懐っこい笑顔をくっつけた、まるで漫画のキャラクターのようなピッポが、車を出すから飯をくいにいこうということで、マイケルや、タカらも含め10人ほどで日本料理屋へ向かう。

マイケルは何一つ日本のことに興味がないらしく、「天ぷら」ですら知らないらしい。

なぜかお好み焼きがピザらしいということは何となくわかっているようだけど、その程度だ。

まあ、俺もよく考えたらドイツのことは対して知らないもんなあ。

さあ、何はともあれ日本料理だ!と思って、楽しみにしてたら、着いたところは吉野屋みたいなU字型になったカウンタータイプの牛丼屋。。。。。

まあ、まずくはないけれど、やっぱりちょっと味気ない。

そもそも大勢で飯を食う場所じゃないしなあ。。。。。

すると、日本の店はたいていこうなのか?

と日本音痴のマイケルが素っ頓狂なことを聞いている。

うん、そうだ、この方が早いし店員が少なくてすむからね、となんとなく誰かがテキトーに答えてる。

その後も、温泉卵の食べ方だなんだに大騒ぎをしたりしつつ。

まあなんだかんだだらだらと楽しい一日だったな、と思いながら、マンションに帰ると、緊急のメールが入っていて。

あらら、日曜日も仕事をしなきゃならなくなっていた。

そうか、

良いことと悪いことはたいていこうやってセットでやってくる。

そーいうものなのだな。

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